
「転んで歯が欠けてしまった!」「ぶつけた歯の色が変わってきた…」そんな急なトラブルに直面していませんか?実は、折れた歯の欠片(かけら)を捨てずに持って早急に受診することで、神経を残したり元通りに修復できたりする可能性があります。
こんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。 当院では一般歯科はもちろん、外傷などの口腔外科的な処置にも力を入れています。
前回は「歯が抜けてしまった(脱臼)」際の対応をお話ししましたが、今回はさらに多いトラブルである「歯が折れてしまった(破折)」場合の対処法と、その後の経過観察の重要性について詳しく解説します。脱臼の対応はこちら。

1. 歯の損傷レベルで変わる治療法
歯がどの程度ダメージを受けたかによって、処置の内容は大きく異なります。
● 神経まで達する大きな欠け(露髄)
歯の中にある神経(歯髄)が見えてしまっている場合は、細菌感染を防ぐために「根管治療(神経の処置)」が必要になるケースがほとんどです。
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残せる可能性: 損傷が小さく、すぐに受診できれば神経を残せることもあります。
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重要!: 折れた欠片を接着できる場合があるため、欠片は捨てずに乾燥させないよう持参してください。
● 表面だけの小さな欠け
神経に達しておらず痛みがない場合は、歯科用のプラスチック(レジン)で形を復元します。場所や大きさによっては、その日のうちにきれいに治ることもあります。
2. 「痛みがない」からと安心できない理由
歯に強い衝撃が加わると、見た目に変化がなくても内部でじわじわとダメージが進行することがあります。
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潜伏するダメージ: 外傷の直後は神経が生きているように見えても、数週間〜数ヶ月後に神経が死んでしまうことがあります。
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定期検診の意義: 受診直後の検査だけでは判断が難しいため、定期的な経過観察で「内部の異変」を早期にキャッチすることが、将来歯を失わないための鍵となります。
3. 見逃さないで!「歯の変色」は危険信号
もし、ぶつけた歯の色が「隣の歯に比べて黒ずんできた」「黄色っぽくなってきた」と感じたら、それは神経が死んでしまっているサインかもしれません。
「痛くないから放置」は禁物です。そのままにすると根の先に膿が溜まる「根尖病巣(こんせんびょうそう)」を引き起こし、激しい痛みや腫れの原因になります。変色に気づいたら、早めに専門医のチェックを受けましょう。
4. まとめ:未来の歯を守るために
一度失った歯の組織は、完全に元通りには再生しません。だからこそ、虫歯予防と同じように「怪我の予防」も大切です。 特にスポーツをされる方は、歯を守る「マウスガード」の装着を強くおすすめします。
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上記の内容は記事を執筆当時のものになります。
治療法、治療材料、治療費など変更になっている場合があります。
ご理解のほどよろしくお願い致します。
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