睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群という病気を御存じでしょうか?
睡眠時無呼吸症候群が原因による交通事故等が一時テレビで大きく取り上げられ、ご存知の方もいるかもしれません。

睡眠中の呼吸停止、いびき、日中の耐え難い眠気、夜間睡眠中に頻繁に目が覚める等が主な症状です。
来院される患者さんの中で、特に気にされているのがいびき、呼吸停止です。

これらのことは、スリープスプリントというマウスピースのような装置を睡眠時に装着するだけで解決できます。
睡眠時無呼吸症候群と診断された方には、健康保険が適応されます。

スリープスプリント

太田歯科クリニックでは、大学病院で睡眠時無呼吸症候群を専門で治療していた歯科医もおり、非常に多くのスリープスプリントを作製した実績があります。

 

 

痛みがないので意識しにくいですが、過度のいびき、呼吸停止は不眠症と同じ睡眠異常という病気に分類されています。(睡眠障害国際分類、ICDS)
どれもあまり自覚症状がなく、ご自身で気が付くというのは難しいかと思います。
ご家族に指摘されて来院される方がほとんどです。
いびきが習慣化している方は、2000万人と言われています。

いびきは、舌が気道を塞ぎ、せまくなった気道に空気が通る時の音です。
気道が狭くなり、本来必要な空気を取り込めずに、酸素不足になっています。
そのため、睡眠の質が低下してしまい、日中の眠気や集中力の低下へと繋がってしまいます。

正常な睡眠

睡眠時無呼吸症候群

 

睡眠時の症状として、いびき、呼吸停止、頻繁な目覚め、頻繁なトイレ
起床時の症状として、日中の重度の眠気、集中力低下、起床時の頭痛、突然の意識消失、肥満等があります。

睡眠時無呼吸症候群の治療であるスリープスプリントは、舌が気道を塞ぐことを防止します。
そうすると気道の確保がしっかりでき、酸素も充分に取り込めるようになります。

スリープスプリントの一番のメリットは、装置が小さく簡便というところです。
C-PAPという大きな機械での治療は、重度の睡眠時無呼吸症候群の治療が可能ですが、大きな機械を借りる費用、鼻と口を覆う大きなマスク、口の中がカラカラに乾燥するなどの難点もあります。

いびきを気にされている患者さんの中には、大人数での旅行でいびきを聞かれたくないという方もみえます。
家族にはいいけど、他の方にいびきで迷惑をかけたくないという方が多いです。

旅行に大きな機械をもっていくことはできません。
スリープスプリントなら簡単に携帯することができます。

いびき、呼吸停止、睡眠時無呼吸症候群でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
当院の睡眠時無呼吸症候群のページもご参考にしてください。

いびき、睡眠時無呼吸症候群治療
大垣市 太田歯科クリニック

 

親知らずは抜いたほうがいいか?

親知らずは抜いた方がいいですか?

非常によく聞かれる質問です。
そして多くの方は「抜きたくないけど」という気持ちだと思います。

解答は、親知らずの生え方により変わってきます。

親知らずについての説明、抜くことを考えるべきか、抜く必要がないかについて説明をします。

そもそも親知らずとは…

手前から8本目の歯で、20歳前後で生えてくる歯です。
元から親知らずがない(歯ぐきの中にうまっているわけでもなく、存在しない)方もみえます。

痛みやトラブルがない場合は、ほとんどの方は抜きたくないと思います。
どのような場合に抜くことを考えた方がよく、どのような場合は抜かなくていいのでしょうか?

 

★抜くことを考えた方がいい場合

(下記の場合でもレントゲン等で確認し、歯ブラシや定期的な歯石取りを行い、抜かずに残すこともあります)

・親知らずが横向き、斜めに生えている、はぐきがかぶっている
むし歯や歯冠周囲炎により、痛みが出てくることがあります。
痛みがなくても、親知らずのせいで手前の歯も悪くなっていることもあります。
親知らずだけ抜けば済んだのに、無理に残したことによって
数年後、親知らずと一緒に関係のない歯まで抜歯しなければならないという辛い状況になってしまうこともあります。
手前の歯に影響があるかは、レントゲンですぐに分かります。

・かみ合わせがずれている場合
頬を傷つけたり、親知らずの方向によっては咬みあわせがくずれてくることがあります。

・嚢胞ができている場合
レントゲンにより親知らずのまわりに袋状の黒い影が写ることがあります。
感染等でトラブルの原因になるため、精査をします。

 

★抜かなくてもいい場合

・きれいに上下の親知らずが咬み合っている場合
親知らずが横向き、斜めに生えている場合に比べ、むし歯、歯周病のリスクが低いです。

それでも一番奥の歯で、歯ブラシが届いていないことが多いので、定期健診は必要です。

・ブリッジに使う場合
例えば7本目が抜歯になった時に、6本目と親知らずである8本目をつなぐことができます。
親知らずの状態によりブリッジにできるかが変わってきます。

・移植を考える場合
親知らずがきれいであれば、他の歯を抜歯した場合に移植できることがあります。

 

ブリッジや移植に関しては、まず今ある歯を残すことを第一に考え
仮にどこか抜くことになってしまった場合にと考えた方がいいかと思います。
ブリッジ、移植に使いたいからと親知らずばかり意識するのでなく、
まずブリッジ、移植が必要ないように他の歯を守ることを考えた方がいいかと思います。

ブリッジ、移植した歯より、天然の元からある歯の方が長持ちさせやすいです。

 

親知らずの抜歯の必要性については以上になります。
抜く必要がないとわかったり、親知らずのトラブルを起こりにくくする方法がわかると気持ちが楽になると思います。
抜歯を考える場合も、他の歯への影響で手遅れになる前に一度レントゲンでの確認をおすすめします。

不安や疑問があった場合は、ぜひご相談ください。

 

みなさんの健康に誠意と技術でこたえます。
大垣市 太田歯科クリニック