生え変わらないので「永久」歯

人間の歯は、乳歯(子どもの歯)と入れ替わり、永久歯(大人の歯)が生えてきます。
乳歯は20本、大人の歯は28本(親知らずがすべてある方で32本)になります。

永久歯を辞書で引くと、乳歯と交代して以後生え換わらず一生使われる歯、乳歯にはえ変わって生涯その機能を営む歯などとあります。

永久歯の次の歯なく、一生使っていかなければなりません。

 

人間の場合は残念ながらサメと違い、永久歯を失うと第三の歯はありません。
サメの場合は、歯が折れたり抜けると後ろからどんどん次の歯が出てきます。
羨ましい気がしますが、サメは400年いきる種類もあるそうで、さすがに人間のような本数では足りないですね。

サメ

 

人間の場合は、大体12歳ですべての永久歯が生え揃います。(親知らずを除く)
つまり12歳から一生その歯を使うということです。
増えることはないので、28本から引き算しかありません。

人の口

いかに今ある歯が大事かがわかっていただけたかと思います。

ちなみにリスの場合切歯(前歯)は、一生伸び続けます。
エサや上下の歯とぶつかり、すり減ることで、ちょうどいい長さを保っています。
ウサギは切歯も臼歯も伸び続けます。

歯はたくさんある時にはなんとも思わないかもしれません。
しかし、歯の大事さは失った時に実感するものです。

当院ではなるべく歯を抜かない治療を心がけています。
永久歯を抜いたら、絶対に次の歯はないからです。
ブリッジ、入れ歯、インプラント等、何かしらの治療が必要になってきます。
そのため、今ある歯を残す治療、将来抜歯のリスクが減る治療をしております。

歯を失う一番の原因は、歯周病です。約40%
二番目は、むし歯です。約30%
次は何かわかりますか?

意外かもしれませんが、歯の破折です。
歯が折れてしまって抜歯になるということが、三番目に多いです。

それぞれの原因に対しての治療を行っていけば、将来歯を失う確率はぐっと下がっていきます。
痛みなどの症状がないと、なかなか歯医者へ行くきっかけがないかもしれません。
しかし、痛みなどの症状が出てきてからでは治療回数が増えたり、抜歯が必要になってしまうこともあります。
一番痛みがなく、負担の少ない定期検診を受けるのが楽です。

すでに失ってしまっている歯がある…という場合は?
失った場所に対して、何かしら補う治療法が必要になることが多いです。
失った場所をそのままにしておくと、他の歯に負担がかかり、今度は他の歯が倒れてしまう…という悪循環になってしまいます。

今の治療はそんなに痛くもありません、説明もしっかりしますし、質問はなんでもしていただいて大丈夫です。
始めはガチガチに緊張していたのに、数回通うと笑顔で来院していただける患者さんはたくさんいます。

苦手な歯医者かもしれませんが、一歩勇気を出してみてください。
きっと昔のイメージが変わると思います。

 

みなさまの歯と健康を守る為、納得の治療を受けていただく為、治療内容、方針の説明に力を入れております。

大垣市 太田歯科クリニック
0584-75-3200
webでのご予約はこちらから