【最新研究】SNSで「歯の見た目」が気になる10代へ 歯科医師が考える口元の自信と心のケア

イラストこんにちは。

大垣市のおおた歯科クリニック院長、歯科医師の太田雅司です。

 

SNSで見る「理想の笑顔」、気になっていませんか?

InstagramやTikTokなどのSNSでは、白く整った歯やきれいな歯の笑顔を目にする機会が増えています。

思春期のお子さまにとって、友達からどう見られているかは、とても気になるものです。

「歯の色を気にして笑わなくなった」
「写真を撮るときに口元を隠すようになった」
「歯並びや歯の形など、本人は見た目をかなり気にしている」

このような変化には、歯そのものだけではなく、周囲からの視線やSNSなど、さまざまな要素が関係している可能性があります。

2026年6月、ニュージーランドのオークランド工科大学とオタゴ大学の研究チームが、12~17歳の若者を対象に、SNSの利用と「歯に対する自信」、そして歯の見た目が日常生活や心理面に与える影響について調査しました。

今回は、この研究から考えられる「思春期のお口の悩みとの向き合い方」についてご紹介します。

女の子が笑顔に自信を持って笑っている様子を写した画像。
きれいな白い歯は、自信につながります

 


1.「歯がきれいか」だけではなく「人前で自信を持てるか」が重要

今回の研究で興味深いのは、単純に「自分の歯をきれいだと思っているか」という評価だけではなく、歯について自信を持って人と接することができるかどうかが、社会的・心理的な影響と関係していたことです。

例えば、

  • 人前で笑うことに抵抗がある
  • 会話をするときに口元が気になる
  • 写真を撮られるときに歯を見られるのが気になる
  • 周囲の人からどう思われるか心配になる

このような経験が積み重なると、歯の見た目に対する悩みが、日常生活にも影響することがあります。

つまり、歯科医療で大切なのは「歯をきれいにすること」だけではありません。

その人が、自分の口元を過度に気にすることなく、笑ったり話したりできること。

こうした視点も大切だと考えられます。


2.SNSの利用時間が長いほど悪影響がある?

今回の研究では、SNSを積極的に利用している10代では、歯に対する自信と心理的な影響との関連がやや弱くなる傾向が確認されました。

ただし、ここは注意が必要です。

今回の研究から、「SNSを使うと歯のコンプレックスが強くなる」と断定することはできません。

SNSの利用そのものが問題なのではなく、どのような情報を見ているのか、周囲との比較をどのように受け止めているのかなど、本人を取り巻く環境によって影響は異なると考えられます。

SNSには、歯や矯正治療について正しい情報を得られるというメリットもあります。

一方で、加工された写真や極端に整った「理想の笑顔」を繰り返し見ることで、「これくらいきれいでなければいけない」と感じてしまう可能性には注意が必要です。


3.歯の治療を受けた子どもは「歯への自信」が高かった

研究では、過去に矯正治療を受けた経験がある10代では、歯に対する自信が高い傾向が見られました。

これは、歯並びが改善したことによって自信につながった可能性も考えられます。

一方で、歯の見た目について社会的・心理的な影響を感じている割合も高いという結果が出ています。

この結果だけから、

「矯正治療をすると悩みが増える」

と考えるのは適切ではありません。

もともと歯並びや口元を気にしていたお子さまが矯正治療を受けるケースもあるため、今回の研究だけでは、矯正治療が原因で心理的な影響が生じたのかどうかまでは分かりません。

大切なのは、矯正治療の必要性だけでなく、お子さま本人が何を気にしているのかを理解することです。


4.「きれいな歯」だけを目標にしないことも大切

歯科治療では、見た目を整えることも重要な要素です。

しかし、本来のお口の健康には、

  • しっかり噛めること
  • 歯みがきがしやすいこと
  • 虫歯や歯周病を予防できること
  • 自然に笑ったり話したりできること
  • 将来にわたって健康な歯を維持できること

など、さまざまな要素があります。

SNSで見る「完璧な笑顔」をそのまま目標にするのではなく、その人自身に合った健康的で自然な口元を目指すことが大切です。

歯並びや歯の色だけではなく、「その人が毎日をどのような気持ちで過ごせるか」という視点も、これからの歯科医療では重要になっていくでしょう。


5.ご家庭で気づいてあげたい「口元の変化」

思春期のお子さまは、自分から悩みを相談することが難しい場合もあります。

例えば、

「写真を撮るときに口を閉じるようになった」

「笑うときに口元を手で隠すようになった」

「歯並びについて何度も気にするようになった」

「学校で歯や矯正装置のことを気にしている」

といった変化があれば、一度話を聞いてみるのもよいでしょう。

ただし、「歯並びが悪いから治したほうがいい」と一方的に伝えるのではなく、

「何か気になることある?」

「歯のことで困っていることはない?」

と、お子さまの気持ちを聞いてあげることが大切です。


おおた歯科クリニックからのメッセージ

思春期のお子さまにとって、歯並びや口元の悩みは、とてもデリケートな問題です。

当院では、単に「歯をきれいにする」ということだけを目的にするのではなく、お子さま一人ひとりのお口の健康と気持ちに配慮した診療を大切にしています。

「子どもが歯並びを気にしている」

「人前で笑うことを嫌がるようになった」

このようなお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

歯並びや噛み合わせについて確認しながら、お子さまにとってどのような治療が必要なのか、一緒に考えていきます。


まとめ

SNSには、歯科や矯正治療について知るための便利な情報がたくさんあります。

一方で、SNSに登場する「理想的な笑顔」と自分の口元を比較しすぎることで、必要以上にコンプレックスを感じてしまう可能性もあります。

今回の研究が示しているのは、歯の健康や見た目だけではなく、「その人が自信を持って笑い、話し、人と関われること」も歯科における大切な健康の一部だということです。

お子さまの歯並びや口元について気になることがあれば、一人で悩まず歯科医院にご相談ください。

健康な歯と自然な笑顔を、将来にわたって守っていきましょう。

大垣市でお子さまの歯並び・噛み合わせ・お口の健康についてご相談なら、おおた歯科クリニックへ。

+

上記の内容は記事執筆時点の情報です。

治療法・使用材料・診療内容・治療費等は変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

大垣市で家族みんなが安心して通える歯医者「おおた歯科クリニック」

当院では、むし歯治療・歯周病治療をはじめ、小児歯科、歯科口腔外科、予防歯科など幅広い診療に対応しております。患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧で分かりやすい診療を心がけています。

【当院の特徴】
・女性歯科医師在籍
・完全個室診療室あり
・ファミリールームあり
・ベビーカーや車椅子でも安心の完全バリアフリー設計
・駐車場10台完備

【主な診療内容】
一般歯科(むし歯治療歯周病治療)、小児歯科歯科口腔外科、審美歯科治療(セラミックホワイトニング)、予防歯科治療入れ歯、顎関節症、睡眠時無呼吸症候群スポーツマウスガードなど

 

📍 アクセス・お問い合わせ 岐阜県大垣市旭町3丁目1(駐車場10台完備)

📞 0584-75-3200(急患の方はお電話ください)

✅ [Webでのご予約はこちら]

Instagram