こんにちは。大垣市のおおた歯科クリニック院長、歯科医師の太田雅司です。
「最近、仕事に集中できない」「疲れが取れない」「忙しくて歯科検診に行けていない」
このように感じることはありませんか?
仕事や家事に追われていると、お口の健康は後回しになりがちです。しかし、歯周病は歯ぐきだけの問題ではなく、全身の健康との関係も研究されています。
2026年11月、第一三共ヘルスケアと東北大学による調査で、歯周病のある人は、そうでない人に比べて仕事のパフォーマンスが低下している状態にある割合が高かったことが報告されました。
今回は、約1万7,000人を対象とした調査結果をもとに、歯周病と仕事のパフォーマンスの関係、そして日頃からできる予防について歯科医師の視点で解説します。

約1万7,000人を対象とした調査で分かったこと
今回の調査では、全国の働く人17,289人のデータを分析し、歯周病の有無と仕事のパフォーマンスとの関係を調べています。
その結果、仕事の機能に支障がある状態に該当した人の割合は、次のようになりました。
-
歯周病がある人:30.4%
-
歯周病がない人:22.2%
さらに、年齢・性別・職種・学歴・喫煙習慣などの影響を考慮して分析したところ、歯周病がある人では、仕事の機能に支障がある状態に該当する割合が約1.37倍高いという結果でした。
ここでいう仕事の機能への支障とは、体調や症状などによって集中力や判断力が低下し、本来の能力を十分に発揮できない状態を指します。
つまり、歯周病のある人では、仕事に影響が出ていると感じる人の割合が高かったということです。
ただし、この調査は一時点の状態を調べたものであり、歯周病が直接仕事のパフォーマンスを低下させると証明したものではありません。
仕事のストレスや生活習慣など、ほかの要因が関係している可能性もあります。
なぜ歯周病と仕事のパフォーマンスが関係するのか?
今回の調査では、歯周病が仕事のパフォーマンスに影響する具体的な仕組みまでは明らかにされていません。
しかし、歯周病によって起こるお口の症状が、日常生活や仕事に影響することは考えられます。
例えば、次のような症状です。
-
歯ぐきの腫れや出血
-
歯ぐきの痛みや違和感
-
口臭が気になる
-
食事の際に噛みにくい
-
お口の中がネバつく
こうした症状があると、食事や会話に支障が出たり、人と接する際に口臭が気になったりすることがあります。
また、歯周病は歯ぐきに慢性的な炎症が起こる病気です。近年では、糖尿病など全身の健康との関係についても研究が進められています。
ただし、今回の調査結果だけから、歯周病が集中力を低下させる、あるいは仕事の効率を悪くすると断定することはできません。
大切なのは、歯周病を単なるお口の問題として軽く考えず、全身の健康にも目を向けることです。
歯周病は自覚症状が少ないまま進行することがあります
歯周病の厄介な点は、初期には痛みなどの自覚症状が少ないことです。
次のような症状がある場合は、歯周病の可能性があります。
-
歯みがきのときに歯ぐきから血が出る
-
歯ぐきが赤く腫れている
-
朝起きたときにお口の中がネバつく
-
口臭が気になる
-
歯ぐきが下がって歯が長く見える
-
歯がグラグラする
特に、歯みがきの際の出血は見逃さないようにしましょう。
「強く磨きすぎただけ」と思って放置してしまう方もいますが、歯ぐきからの出血は歯周病のサインである可能性があります。
また、痛みや出血がないからといって、歯周病がないとは限りません。自覚症状だけで判断せず、歯科医院で歯ぐきの状態を確認することが大切です。
仕事が忙しい人こそ意識したい歯周病予防
歯周病予防の基本は、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なチェックです。
1.歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨く
歯周病の原因となる細菌は、歯と歯ぐきの境目などに付着する歯垢(プラーク)の中に存在します。
歯ブラシを歯と歯ぐきの境目に当て、小刻みに動かしながら丁寧に磨きましょう。
力を入れすぎると歯ぐきを傷つけることがあるため、優しい力で磨くことがポイントです。
2.歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスも使う
歯と歯の間は、歯ブラシだけでは汚れを十分に取り除けないことがあります。
歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、歯ブラシが届きにくい部分の清掃がしやすくなります。
歯間ブラシは、歯と歯の隙間に合ったサイズを選ぶことが大切です。サイズが合わないものを無理に使用すると、歯ぐきを傷つける場合があります。
3.歯科医院で定期的にチェックする
毎日丁寧に歯みがきをしていても、歯石などの自宅では取り除けない汚れが付着することがあります。
先ほどの1と2の歯の磨き方、歯間ブラシなどの補助的な清掃器具も大事です。しかし。それだけでは歯周病は進行していってしまいます。
歯科医院では、歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さ、歯石の付着状況などを確認し、必要に応じて専門的なクリーニングや歯周病治療を行います。
受診する間隔は、お口の状態や歯周病のリスクによって異なります。ご自身に合った間隔で定期的に確認していきましょう。
大垣市で歯周病の検査・予防をお考えの方へ
歯周病は、初期には自覚症状が少なく、気付かないうちに進行していることがあります。
仕事や家事が忙しく、歯科医院から足が遠のいている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、歯ぐきからの出血や口臭、歯ぐきの腫れなど、気になる症状がある場合は早めに確認することが大切です。
大垣市旭町のおおた歯科クリニックでは、歯や歯ぐきの状態を確認し、患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせた治療や予防についてご案内しています。
完全個室の診療室を備え、女性歯科医師も在籍しています。
歯周病が気になる方、しばらく歯科検診を受けていない方は、お気軽にご相談ください。
まとめ:お口の健康を守ることは、毎日の生活を守ること
今回の約1万7,000人を対象とした調査では、歯周病がある人は、仕事の機能に支障がある状態に該当する割合が高いことが報告されました。
ただし、歯周病が直接仕事のパフォーマンスを低下させると証明されたわけではありません。
それでも、歯周病は自覚症状が少ないまま進行することがあり、放置すると歯を失う原因にもなる病気です。
毎日の歯みがきや歯間清掃に加え、歯科医院で定期的にお口の状態を確認することが大切です。
忙しい毎日だからこそ、お口の健康にも目を向けてみませんか?
大垣市のおおた歯科クリニックでは、歯周病の検査・治療・予防についてご相談いただけます。
【参考資料】
-
第一三共ヘルスケア「歯周病と労働生産性に関する調査」
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/newsroom/release/rd20261104.html
+
上記の内容は記事執筆時点の情報です。
治療法・使用材料・診療内容・治療費等は変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
大垣市で家族みんなが安心して通える歯医者「おおた歯科クリニック」
当院では、むし歯治療・歯周病治療をはじめ、小児歯科、歯科口腔外科、予防歯科など幅広い診療に対応しております。患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧で分かりやすい診療を心がけています。
【当院の特徴】
・女性歯科医師在籍
・完全個室診療室あり
・ファミリールームあり
・ベビーカーや車椅子でも安心の完全バリアフリー設計
・駐車場10台完備
【主な診療内容】
一般歯科(むし歯治療・歯周病治療)、小児歯科、歯科口腔外科、審美歯科治療(セラミック・ホワイトニング)、予防歯科治療、入れ歯、顎関節症、睡眠時無呼吸症候群、スポーツマウスガードなど
📍 アクセス・お問い合わせ 岐阜県大垣市旭町3丁目1(駐車場10台完備)
📞 0584-75-3200(急患の方はお電話ください)
✅ [Webでのご予約はこちら]
