8020よい歯の高齢者表彰式

大垣市情報工房で行われた8020よい歯の高齢者表彰式に参加させていただきました。

今年8020を達成された方(今年80歳になる方で20本以上歯がある方)の表彰式です。

8020表彰式

西濃地区の8020達成者は、平成3年には9人でした。
しかし近年は達成者の方が大幅に増え、今年は400人以上の方が達成されました。
全国的にも50%以上に方が、8020を達成されております。
健康に対する意識が非常に高くなっていることが理由かと思います。

 

表彰者の方は、みなさま笑顔で非常に元気がありました。
歯の本数と食べ物を噛むことに関する調査によれば、ご自身の歯が20本以上残っていれば、硬い食品でもほぼ満足に噛むことができると言われています。
また食事に関してだけでなく、認知症や誤嚥性肺炎(食べ物が誤って細菌と一緒に気管に入ってしまうことで起こる炎症)などもリスクが少なくなります。

日々の診療で患者さんからの話で改めて歯の大切さを感じております。
歯の大切さは失った時にわかるという言葉があります。
まさにその言葉の通りで、若い頃から手入れをしておけばよかったとおっしゃる方が非常に多くみえます。

歯を抜かなくてもいいように治療をしていきますが、大きくグラグラになってしまった歯は残念ながら抜歯になってしまうことがあります。
永久歯の次の歯はありません。

歯科医院は、歯を抜くところではありません。
歯を抜かないように治療する場所です。

 

昔抜歯した記憶が強く残り、歯医者に行くと歯を抜かれると思っていらっしゃる方もみえます。
しかし、歯科医院に通院することで今ある歯を残す治療をすることができます。
特に歯周病は自覚症状がでにくい病気です。
30歳を超えると8割以上の方が歯周病にかかっているというデータがあります。
症状がなくても、今ある歯を残すために歯科医院で歯周病治療を始めていただけると安心です。

表彰式でも、代表でスピーチをされた方は定期的に歯科医院に通院しているとおっしゃっておりました。
定期的な歯周病治療(歯石取りやブラッシング指導)を行っていけば、抜歯の心配は少なくなります。

 

また現在歯を失ってしまっている方も、入れ歯などでかみ合わせを作ることをオススメします。
歯をほとんど失ってしまった場合、入れ歯を使うか使わないかで認知症の発生率が大きく違います。

入れ歯を使用している方に比べ、入れ歯を使用しなかった方の認知症の発生率は3倍ほど高くなってしまいます。
異物感の少ない義歯(金属床義歯)や、見た目で入れ歯とわかりにくい義歯(ノンクラスプ義歯)もあります。

今まで義歯が合わずに悩まれた方もご相談ください

 

みなさまの歯と健康を守る為、納得の治療を受けていただく為、治療内容、方針の説明に力を入れております。

大垣市 太田歯科クリニック
0584-75-3200
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