昔の自分に伝えるべき歯のこと

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こんにちは。大垣市の歯医者さん、太田歯科クリニックの太田雅司です。

4月18日は「よい歯の日」、6月4~10日は「歯と口の健康週間」です。

昨今はテレビやCMでも予防歯科がうたわれており、歯に対しての意識が高くなってきているかと思います。

しかし、どの方も若いうちに「歯が抜けること」、「入れ歯になる可能性」を意識することはないと思います。

まさか自分は将来入れ歯にならないだろう…

入れ歯の歴史を見てみると、それが間違っているのがわかります。

 

現在のような入れ歯は、500年ほど前からあったと言われています。

紀元前には、固定式の入れ歯もありました。

それだけ昔から人類は、「歯を失うこと」に悩まされ、いまだに完全に解決していません。

 

現代においても入れ歯はなくなっていません。

それは歯を失ってしまうからです。

 

45-54才になると、3人に1人は義歯(固定式のブリッジ含む)が入っています

後期高齢者では、89%が義歯を使っています。
そして、3分の1強の方が総入れ歯を使っています。
(平成23年(2011年)歯科疾患実態調査より)

驚きではないでしょうか?

多くの方が若いうちに考えもしなかった義歯を使うことになります。
そして、いずれ総義歯になってしまいます。

 

歯の残り本数

 

抜歯の原因の第一位である歯周病は自覚症状が出にくいです。
つめものが外れて来院…という方の中には、歯周病がかなり進行しており抜歯近い状態のため慌てて治療を…ということも多々あります

若いうちは、誰も入れ歯なんて考えません。
小さい義歯の方は、大きな入れ歯になるなんて考えません。
大きな部分入れ歯の方は、総入れ歯になることなんて考えません。
総入れ歯の方は、さらに歯ぐきがやせて、入れ歯がガタガタになるなんて考えません。

 

アライン・テクノロジー・ジャパンが400人に行った、シニア世代になり失って一番後悔したものは2位「髪の毛」、3位「体型」を抑え、第1位は「歯」です。

失うことなど考えもしなかった歯を失うのは辛いです。

80歳で総入れ歯の方もいれば、すべての歯が健康的に残っている方もみえます。
違いはなんでしょうか?

もちろん、元からの歯の強さなども関係があります。
しかし、それ以上に歯科医院で歯周病の治療を受けているかが大きく関わってきます。

正しい歯ブラシ方法を知っていただき、定期的な歯周病治療で歯を守ることはできます。
むし歯や歯周病は、風邪と違い自然に治ることはありません。
痛みがなくても、確実に進行していってしまいます。

 

予防歯科の大切さについて、内覧会でお話する予定です。

今まで入れ歯なんて考えたことがなかった方、総入れ歯なんて考えたことのなかった方、総入れ歯がガタガタで使えなくなってしまうなんて考えたことのなかった方、一度ご自身のお体に興味を持っていただけると嬉しいです。

6月1日(金)、2日(土)、3日(日)は、内覧会(医院見学会)を行います。

新しくなった医院を開放いたしますので、どなた様でもお気軽にお立ち寄りください。

 

みなさまの歯と健康を守る為、納得の治療を受けていただく為、治療内容、方針の説明に力を入れております。

 

大垣市の歯医者さん 太田歯科クリニック
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